2014年10月31日 (金)
今回のテーマは【医療・健康・美容業界のIT革新】featuring.SGのアイデアです。
C-LABが今期注目していく「健康・美容・医療」。この分野にあるさまざまな問題を、ITでどうやって解決していくかが、今回のテーマです。
今回は、どのような会になったのか、さっそくレポートしていきます!
診療科診断アプリ(発表者:加藤)
この夏、海遊びをしているときに頭をぶつけたという加藤。擦り傷だったとはいえ頭だしどの科にかかればいいか不安だったそう。
そこで、いくつかの項目にこたえると最適な科を案内してくれるアプリを考えました。実はこれ既にいくつかの病院ではあるのですが、各病院独自に作っているもので一般的には使われていません。このアプリは、最適な科を案内してくれた上、自分の位置情報もしくは希望した地域で、その科がある病院を表示してくれるもの。
法律に配慮しつつ進めなくてはいけませんが、インフラに近いこのアイデア、実現する日も遠くないと思います。
- 企画案
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- 診療科診断アプリ(2014.11.7 公開予定)
待合室 × AI(発表者:二方)
こちらも病院で多くの人が抱える悩みを解決するアイデアです。病院の待合室でいつ呼ばれるかわからないために、トイレに立つのも迷ってしまった、という経験、ありませんか?
そこで、システムを使って呼び出しの時間がわかるアイデアです。既存のシステムもあるのですが、普及率が低いという事実に注目しました。導入のネックは金額?それなら・・・と出した答えが「番号票の電光掲示板をUstreamで配信する。」です。
斬新。だけど、かなり現実的なアイデアでした。
- 企画案
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- 待合室 × AI(2014.11.11 公開予定)
ママの健康 × JINS MEME(発表者:押川)
以前、発表したJINS MEMEによるメンタルケアチェック『メンタルケアJINS』の、ママバージョンです。産後の女性は、肉体疲労やホルモンバランス、慣れない育児などでストレスが高じ、産後うつというものになる可能性があります。虐待などの悲しい事件もそこで起こることもあり、そんなママの精神的な健康をJINS MEMEでサポートしようというアイデア。
ストレス状態に応じアドバイスが出るなどのアプリですが、出席者から「パパにママのストレス状態を知らせるというのはどうだろう」というアイデアも出ました。どんなストレスを抱えてるのかパパにいち早くお知らせしてあげることで、パパも適切なサポートができます。ITを使って産後ケアができたら素敵です。
- 企画案
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- ママの健康 × JINS MEME(2014.11.14 公開予定)
Cloud ナースⅡ(発表者:吉田)
以前、発表した「くらうどなーす」をバージョンアップ。定期的に健康診断を受けることが難しい忙しい方や自営業の方などは、どうしても足が遠のきがち。不調の早期発見のためにも、ナース(「Cloud ナースⅡ」のキャラクター)が定期的に巡回します。
ナースの問診にこたえると、不調箇所の疑いについてアドバイスしてくれるサービスです。今回は、中国の足ツボをもとにした健康チェックを行います。
健康診断用だけでなく、ふだんからの小さな体の変化も見逃さないための、予防アドバイスも行います。
- 企画案
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- Cloud ナースⅡ(2014.11.21 公開予定)
福祉理美容予約サイト(発表者:熊澤)
年を取ってもきれいでいたい。入院しててもきれいでいたい。身だしなみを整えることで、気持ちにハリがでます。ところが、福祉理美容を行っている美容院がまず少ない、情報が載っているサイトがあったとしてもなんだかダサい。わくわくしない。
そこで、福祉理美容に特化した情報サイトを作りたいと考えました。今回は在宅看護などをしているお宅への出張サービスとして考えていますが、病院や福祉施設のスタッフが検索し、法人契約をすることもできます。中には「子どもを預けられないママにもいいかも」という意見もありました。今後ますます在宅看護が増える中、福祉理美容も自由に選べるような世の中になればという想いをこめたアイデアです。
- 企画案
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- 福祉理美容予約サイト(2014.11.25 公開予定)
どこでもナースコール(発表者:株式会社エス・ジー岩舘さま)
独居老人と呼ばれる人たちが増えています。高齢者になると体のいろいろなところに不調が出てきます。ちょっとした段差での転倒などが大けがにつながることも。
そんなときに、すぐに救急車がきてくれたり、誰かが駆けつけてくれたら安心ですよね。どこでもナースコールは、ナース役に登録された家族やヘルパーなどに、何かあったらすぐに通知が行くしくみ。Google Glassなどのウェアラブルガジェットを装着し、急な転倒などユーザーの変化を察知したらすぐにナース役の人に連絡がいきます。
いつでも見守りができるようなしくみ、これからも注目されていきそうです。
Tappliお風呂(発表者:株式会社エス・ジー水町さま)
こちらも老人についてのケアのアイデア。浴室もしくは脱衣所でなくなる高齢者は多く、その事故は後を絶ちません。原因は急な温度変化による心筋梗塞や、浴室での転倒、溺死などです。すぐに発見されれば大事にも至りませんが、一人暮らしだと手遅れということも。
そこで、お風呂での安全をキープするアプリです。お風呂に入っていることを、アプリでお知らせすると、それが家族に通知されます。そこからは一定の時間おきに安全を知らせるために画面をタップ。ただ義務的にタップするのではなく、孫の写真など、好きな写真を登録してもらい、スクロールすることが「タップ」となります。
スマホではなく、防水のタブレットなどがあればぜひ実現したいアイデアです。
ぶらさがり体重計(発表者:大西さま)
かつて一世を風靡したぶら下がり健康棒。それに体重計を付けたらどうなる?というユニークなアイデア。
体重は乗って測るものというのが常識ですが、健康器具と合わせることでもっと楽しく測ることができるのではないでしょうか。背中の筋肉を伸ばすことで、肩こりなども解消されます。一石二鳥の楽しいアイデアです。
さて、今回もいかがでしたでしょうか?
次回も、今回と同じ【医療・健康・美容業界のIT革新】をテーマとして「IDEA SHARING」を行います。
新しいアイデアから過去のアイデアのブラッシュアップまで、いろんなものが飛び出しそうです。
自分ならこうする!こんなアイデアがいいんじゃないか?と思ったみなさま、ぜひふるってご参加ください。
(掲載注記:記事内のアイデアのタイトルと公開予定日は予告なく変更することがありますので、ご了承ください。)
キーワード: レポート,健康,医療,活動報告,美容
カテゴリ: 活動報告・レポート