2014年6月 3日 (火)
今回のテーマは【AI(人工知能)×業界】のアイデアです。
AIといっても非常に専門的なので、今回は広義でアイデアを募りました。
レコメンドエンジンやソーシャルフィルタも、AIのうちに含むという設定です。
今回のお客様は、株式会社ポケットクエリーズの佐々木宣彦社長。モバイルゲームアプリケーションの企画や開発、コンサルを行っています。また次世代モバイルソリューションの研究開発もされており、そのために本日は参加してくださいました。
もう一名は、モバイルビジネスアプリを専門に構築するハンガリーの会社ITwareのハユード・チーラさん。ハユードさんによる「Egészségedre!(ハンガリー語で乾杯の意)」をして、ディスカッションを始めました。
佐々木宣彦社長(株式会社ポケットクエリーズ)
まずは佐々木社長より、ゲームに使われるAIについての特別講演をいただきました。
音声認識機能や障害物認識機能など、ゲームのなかにどれだけ高度なAIが組み込まれているかを「The Last of Us」というRPGを使ってご説明いただきました。
ゲームと思ってしまいがちですが、実際にこれらの技術が応用され、実社会で活用されていることも少なくないそうです。
AIというものの可能性について改めて認識することができました。
加藤
育成型AIアプリのアイデアです。コミュニケーションを行うことで、アプリ"aibot"が成長し、ユーザーへいろいろなことをレコメンドしてくれるというもの。たとえばユーザーが「ラーメン屋に行った」というと「その味はどうだった?」。それらの質問に答えることで、aibotがユーザーの好みのラーメン屋を覚え、ユーザーも知らない最新情報をレコメンドしていくというものです。そのほかユーザーの行動パターンや時間なども学習するコンシェルジュのようなアプリです。
- 企画案
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- 育成型AIアプリ『aibot』(2014.6.6 公開予定)
吉田
みんなで遊びに行こうとしても、予定を合わせたり、役割分担をしたりというのが難しいこともあります。結局幹事がすべて引き受けてしまい負荷が高くなって楽しめない、というような状況を救うアプリです。
特徴は、みんながいつ何を誰がやるのかを共有できること。「旅行に行く」「結婚式をする」などシーンに合わせた基本的なタスクもデフォルトで設定されているから、幹事さんの負担はかなり軽減されるはず。仕事感が出すぎないよう、インターフェイスをライトに明るくしたいとも。
- 企画案
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- へるぷプランナー(2014.6.10 公開予定)
熊澤
撮影した自分の顔に対して、似合うメイクを提案してくれるアプリのアイデア。デパートでのメイクアップカウンターはいつもたくさんの人でにぎわっていますよね。本当は試してみたいと思っても人前でメイクをされるのはちょっと恥ずかしい...そういうお悩みを解決するiPadアプリです。
店員さんとのコミュニケーションの手前で、「時間がない」「恥ずかしい」を解決できる便利アプリ、女性陣に大好評でした。
- 企画案
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- メイクチョイス(2014.6.13 公開予定)
二方
万引き被害の総額が年間4800億円という衝撃的な数字をもとに、お店で万引きできないようにする仕組みを考えました。
入退店に顔認証を必要とし、精算はすべてクレジットで行うというシンプルなものですが、商品にRFIDなどのタグをつけることで精算すらも店員を通さないのが画期的。店舗側の人件費削減に貢献する仕組みです。
なお、ヨーロッパではコンビニですらタグがついているそう。ヨーロッパ事例からも応用できそうな未来の小売店の形です。
- 企画案
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- 小売店 × AI(2014.6.17 公開予定)
押川
毎日自炊を少しだけサポートするアプリです。自炊はしたいけど、家族構成やライフスタイルがあまりに違う人のメニューはあまり参考にならない、という悩みから、ソーシャルフィルタリングで家族構成が似ている人が何を作っているのかをチェックできます。
データの収集方法や、投稿するための仕掛けづくりには広告的な視点も必要でブラッシュアップが必要です。
- 企画案
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- となりのばんごはん(2014.6.24 公開予定)
いかがでしたでしょうか?
次回もまたユニークなアイデアを出していきますので、今後のC-LABの活動にご注目ください!
(掲載注記:記事内のアイデアのタイトルと公開予定日は予告なく変更することがありますので、ご了承ください。)
参加者様から頂いたご感想(2014.6.3 18時追記)
ITwareのハユード・チーラさんよりご感想を頂きましたので、追記致します。
- 【日本語】
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「先週金曜日はご一緒させていただいて、ありがとうございました。プレゼンはどれもとても面白く、参加者のクリエイティブスピリッツがいいなと思いました!とても刺激になりますね。」
- 【英語】
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Thank you very much that I could join last Friday. The presentations were really interesting, and liked the creative spirit with the participants! Very inspiring.
キーワード: AI,活動報告
カテゴリ: 活動報告・レポート